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ゆかりの地をゆく|対馬

万松院ばんしょういん

現在地:長崎県対馬市厳原町西里

 元和元年(1615)正月3日、宗義智よしとしは金石屋形にて48歳で逝去した。宗義成よしなりは、先代義智の供養のために、金石屋形の西の峰に松音寺を創建した。松音寺は、元和8年(1622)義智の法号にちなんで万松院と改められた。正保4年(1647)に現在地に移り、以来宗家累代の菩提寺となった。寛永12年(1635)に臨済宗から天台宗に改めたのは徳川将軍家に倣ったのだという。

 元禄4年(1691)、享保11年(1726)と2度の火災で焼失し、本堂以外は再建されなかった。山門だけは火をまぬがれ、創建当初の桃山様式を今に伝える。昭和60年国の史跡に指定された。

 なお堂内に朝鮮国より贈られた青銅製の祭礼用三具足(みつぐそく、鶴亀の燭台と香炉、花瓶の3点)がある。

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万松院山門。現存する対馬最古の建物。両脇に仁王像が立っている。
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百雁木(ひゃくがんぎ)と称する132段の石段。登りきった所に宗家の墓所である御霊屋(おたまや)がある。
参考文献
  • 永留久恵『対馬歴史観光』杉屋書店、1994年
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