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宗家のデザイン|巻子

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見返り唐獅子

 2頭の阿吽あうんの唐獅子が巻子の軸に描かれている。

 しし(獅子)・いのしし(猪)・かのしし(鹿)と区別し、中国から伝わったことから唐獅子と呼ばれるようになった。西洋風の写生的な獅子(ライオン)に対して、東洋風の唐獅子からじしは空想的な要素を多く含む。日本では知られていなかった動物なので、実物とかけ離れて意匠化された。

 獅子は東洋、西洋を問わず聖獣(霊獣)とされ、力や権力の象徴として考えられており、また魔よけの意味ももつ。

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躍動する唐獅子
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踊る唐子

 深紅の地に、蓮や楽器を持った唐子が楽しく踊っている。唐子のまわりには、大きな吊り灯籠、笹、蝶などが配されている。唐子とは中国風の服装や髪形をした童子のことで、家の繁栄を意味する。

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ひょうたん2つに花1輪

 藍色の地に、丸い輪の中に2つのひょうたんが寄り添っているように描かれている。ひょうたんの間にはひょうたんの花があしらわれている。まるでひょうたんが雲の海に浮いているかのようである。

 ひょうたんは古来より中国において縁起の良いものとされ、つるが伸びて果実が鈴なりになる様子から、家運興隆や子孫繁栄のシンボルともされる。

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赤い瑞雲

 深紅の地にデフォルメされた瑞雲ずいうんが連続して配されている。古来中国では、千変万化する雲の形に吉凶の意を託していたが、中でもめでたいことの前兆を表す雲を図案化した。また、瑞雲の周囲を埋めるように丁字ちょうじや輪違いなどの宝づくしが描かれている。

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青い瑞雲

 薄い藍色の地にデフォルメされた瑞雲ずいうんが連続して配されている。古来中国では、千変万化する雲の形に吉凶の意を託していたが、中でもめでたいことの前兆を表す雲を図案化した。また、瑞雲の周囲を埋めるように丁字ちょうじや輪違いなどの宝づくしが描かれている。

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ロンちゃん!?

 紺色の地に大きく口を開いた龍が表されている。龍の周りには唐草とも雲とも取れるような文様が描かれている。龍と雲はつきもので、中国伝統の文様である。龍は雲を起こし、雨を降らせるとされる。龍とともに描かれる雲は、瑞雲といい不老を象徴する。

 古来より中国では、龍はめでたい兆しとなる高貴の動物として敬愛され、皇帝のシンボルとされた。皇帝の使用する龍の図案は5本指で描かれ、庶民が龍を描く場合は4本指や3本指とされた。この写真の龍は3本指である。

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